XM6typeGで060turboの起動を試してみた
XM6typeGで060turboを使用するには実機のROMが必要になります。
typeG同梱のXM6g.txtに記載されている通り、060TurboのROMをIPLROM30S.DAT、ROM30S.DATの
ファイル名で作成しておけば060Turboで起動できるらしいのですが、なぜか
私の環境では起動せず。
typeGのオプションから「システム」>「機種」で「X68030」を選択後、
「X68030」>「MPU換装」で68060を選択し、「拡張ROMを有効」にして電源を入れても起動画面すら
表示されず、だんまりの状態となってしまします。
長らく放置していたのですが、最近気になって再度ネットを調べたところ、5ちゃんで有益な情報がありました。
hanabi.5ch.net
[2021.9.27編集]
無断転載禁止と書いてありましたので、該当記事の引用を削除いたしました。
大変申し訳ございませんでした。 要約すると、以下2点になります。
・060対応パッチ済のdb.xを使用してROMをダンプする必要がある。
・060ではなく、030モードで起動してROMをダンプした方が良い。
(拡張メモリの設定と060turbo.sysに指定されたパラメータによっては、MMUでメモリマップが変更される場合があるとの事)
今までSHARPのC-Complier 2.1 NEW KITに付属していたdb.xでダンプしていたのですが、
060対応パッチ済のdb.xでROMをダンプするって!?
030モードで起動してROMをダンプ!?
db.xって060対応パッチあったっけ?
という事で探してみたら、ありました。
db.x 3.02向けの差分は060turbo の添付ディスクに収録されています。
パッチを当てるとdb060.xができるのですが、既に持ってました。
という事で、030モードで起動し、改めてdb060.xでダンプしたROMを使用したところ、
見事に動作しました!
KAMADA氏のXEiJから同様にROMを作成しても問題なく起動します。
が、060turboだとHuman68Kの起動がやたら遅い。
もしかして、ホストPCのスペックが足りないとか。。。
まぁ起動すれば普通に使用できるので、今後の課題でしょうか。
嬉しいことにDの食卓もtypeGの060turboで起動できるようになりました。
(まーきゅりーユニットは持っていないので、typeGの方がサウンド付きでプレイできます)
exceed.hatenablog.com
ちなみにROMが正しくないせいでtypeGが起動せず、だんまりの状態になってしまう場合は、xm6g.iniを削除して、
設定をクリアしてあげると起動する様です。
各種設定が無くなっていしまうので、ノーマルの68000で起動した時のxm6g.iniをバックアップしておいて、
いざというときこのファイルに差し替えると、復旧がやりやすいです。
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